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各界からのメッセージ

上野千鶴子さん 小さな市の民主主義

<抜粋>朝日新聞(5月13日掲載)

上野千鶴子さん 小さな市の民主主義 - 小さな声を聞く狛江
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狛江市は東京都下にある人口8万人足らずの自治体。その中央公民館と図書館が老朽化したので改修計画が持ち上がった。

 市が提示した計画案に市民がストップをかけ、「市民センターを考える市民の会」を立ち上げた。行政と協定を結び、1年間にわたるワーキンググループによる検討の結果、こんな市民センターがほしい、と報告書を出した。

 わたしはその立ち上がりと報告会に関わった。昨年2月1日の「市民センターを考える市民の会」スタート時に「大人が学ぶということ 『当事者主権』と市民自治」のテーマで講演。今年の4月14日には「上野千鶴子と足もとの民主主義を考える」というテーマで講演と市民参加のパネルディスカッション。このあいだに、狛江の市民がどれだけの「民主主義」を実践したか、を実感した。

 ワーキンググループは最大時に100人を超え、およそ週に1回のペースで、深夜に及ぶかんかんがくがくの議論を積み重ねてきた。立場の違う人たちの異見をまとめるのは苦労の連続で、途中で音をあげたリーダー格の女性のメールに、「民主主義はノイズの発生装置。ノイズを楽しんでください」と返信したら、「納得。気がラクになった」と返事が来た。

 実のところ、議会も行政も市民のワーキンググループがおキライ。ノイズの発生がキライだからだ。民主主義ってテマヒマのかかる意思決定のツールだが、権力者は民主主義がキライで、オレさまに任せろ、が好きなのは、地方自治体から中央政府まで共通しているようだ。

 多様なニーズを持つ市民が、多世代で、自由に使える市民交流スペースがほしい、そこからつながる公民館と図書館にしたい、そんなにおカネもかけなくてよい……という市民のアイデアに、若い建築家たちも協力した。

・・・・(中略)・・・・

 施設は目に見える結果だが、つくるプロセスが大事。そしてつくった後の運用がもっと大事。人口8万の小自治体なら、手の届く「市民参加」が可能だ。狛江の「民主主義」の実験からは、とうぶん目が離せない。(上野千鶴子)

上野千鶴子さんへのお礼 - 小さな声を聞く狛江
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1年半前「市民センターを考える市民の会」の立上げ記念講演で、「大人が学ぶということ」の大切さを話していただきたいと上野千鶴子さんにお願いのメールをしました。平和で民主的な地域・社会を作っていくためには、大人が学ぶことがとても大事なことであり、だれでも自由に学ぶことが保障される「公民館・図書館」を求める活動をずっとしてきたことを訴えたのです。上野千鶴子さんとは、全くコネもつながりもなかったのですが、その思いを汲んでくださり、「大人が学ぶということ〜当事者主権と市民自治」をテーマにお話しくださいました。

上野さんのお話の後、「市民センターを考える市民の会」がその日に立ち上がらなかったという信じられないトラブルをきっかけに、上野千鶴子さんとのつながりが生まれ、今に至っています。大変な思いをしましたが、失敗こそ大切な学びであることを実感しました。

上野千鶴子さんが出来の悪い教え子を見捨てずに、見守り、励まし続けてくださっていること、心からありがたく、幸せに思います。市長への挑戦も、いわゆる上野千鶴子さんの言われる「民主主義の実験」のひとつ、あきらめず、頑張ります。(平井里美)

ひらけ“こま”

伊藤千尋(国際ジャーナリスト、岩戸北)

中央図書館わきの門が最近、閉じられました。事故があったからという理由ですが、 いつまでたっても開かれません。市民は通れないけれど市職員はすぐそばの通用門で出入りしています。これが象徴するように、現市長になってから市役所は市民を閉めだし 、市民を管理しようとする姿勢に変わりました。全国各地の市町村は市民の立場に立っ て工夫しています。四国の梼原町は町営の風力発電で年間4000万円を稼いでいます  。九州の水俣市は日本最低の公害都市から日本一の環境都市に生まれ変わりました。市 民運動の事務局になったのが市役所です。かつて狛江は「市民の街」として全国に有名でした。市役所を市民の手に取り戻そうではありませんか。

私のめざした方向と大きく重なっている

矢野ゆたか・前狛江市長(和泉本町)

私の市長時代、市民運動で活躍していた平井里美さんとは意見を異にする場面もありましたが、戦争に反対し平和や人権を守る、社会的に弱い立場の人々や少数者の方々に寄り添う、こうした市民とともに歩むという平井さんの政策は、私のめざした方向と大きく重なっています。 

 高橋市政の4年間、「まちの主人公は市民」の原則が大きく崩されました。私は16年間の矢野市政を支えてくれたすべての人々と一緒に、市民が主人公の市政をとりもどすという一点で、立ちあがったみなさんと合流し頑張ります。 

 住みよい狛江づくりの一致点を大切にしながら、思想信条、世代や立場の違いを超えて、平井里美さんへその願いを託されるよう心から訴えます。

だれの子どもも、ころさせない

中野さやか・安保法制に反対するママパパの会@狛江(和泉本町)

だれの子どもも、ころさせない。当たり前のことなのに、今の政治には通じていません。母であり市民である平井さんが8万市民の代表となり、この声を国に届けてくれるよう願っています。

老老介護の現場を訪問

宮川裕子・歯科医師・NPO法人もやいボランティアスタッフ(猪方)

老老介護の奥さんは年に1 回2~3日しか休めません。「政治家は貧乏人の大変さが分からない」と言っています。ショートステイや料金の安い特養ホームを増やしてほしい。平井さんは強い信念を行動に移せる人。期待しています。

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​平井里美さんを推薦します。

平井里美さんを推薦します - 小さな声を聞く狛江
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​平井里美さんを応援します。

・上原公子(元国立市長〈国立市初の女性市長〉、「脱原発をめざす首長会議」事務局長)

・ガリード智恵子(平井里美さんを応援する地元の仲間会、東和泉) 

・小林秀一(ボクシング元日本ウェルター級王者) 

・中野さやか(安保関連法に反対するママパパの会@狛江、和泉本町) 

・ニックス・マイケル(中央大学法学部教授、西野川) 

・矢野ゆたか(前狛江市長、和泉本町) 

・横湯園子(「女の平和」行動呼びかけ人、元中央大学教授)

・岡村透純(こまえ派遣村代表、駒井町)

・金光威和雄(作曲家、猪方)

・中山貴将(NPO法人性同一性障害支援機構理事長)

・日裏晶子(ピアノ教師&ピアニスト、和泉本町)

・堀尾輝久(東京大学名誉教授〈教育学〉、調布憲法ひろば)

・宮川裕子(歯科医師、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいボランティアスタッフ、猪方)

・元山仁士郎(学生)

・両角憲二(和光中学・高等学校前校長)

​・山室眞平(日本キリスト教団和泉多摩川教会牧師)

(あいうえお順)

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